担任日記 について   

先日の“担任がつける日記”について、新任の先生っぽい方から問い合わせがありまして。


どうしようかとも思いましたが、苦労されている先生からの問い合わせなら乗ってみるかと思い、例を作ってみました。


日記の見本
http://kahibako.web.fc2.com/tannnin-nikki.html
(当然ですが、実際の日記ではありません)
(書式だけ作った原本に、適当に思いついた日記を記入しました)
(ギャル系の雑誌はともかく、教室でデイリースポーツを広げる高校生は見たくありません)
(自分の友人は毎朝読んでいましたが…)


<自分が作る際に気をつけたこと>
・負担にならないよう、よほど書かないといけない事を除いては1人1行。
・毎日全員書くと終わらないので、気になったことや目に付いたこと、周囲の先生から連絡のあったことのみ記入。
・何日分か見返して、3日以上書き込んでいない生徒には印をつける(自分の場合は、名前の右に
 その生徒は、翌日特に様子見。(ずっと追い回す訳ではなく)
・1行で書ききれないことがあれば、下の「気になる生徒」欄に記入。
 もし、校内で報告するような事だったら、報告に使った資料も記入(→ガラスを割った件についての報告書 など)
 (後日問い合わせがあった時に、資料をかき集めやすくするため)
・右隅に、学校やクラスであった事も軽く記入。
 (後日、生徒や周りの先生に聞き取り調査しないといけない事が起きてしまった際に、記憶の参考にするため)

<書式>
1つのエクセルにとりあえず1つ書式を作る。(例;1日の日記だけ)
→そのページを“コピー 貼り付け”で増殖、31日分に増やす。
 →その31日分のエクセルデータを“原本”という名前で保管。
  →毎月初めに原本をコピーして使う。(原本に書き込むと後々面倒です)
   その時に、コピーしたデータのタイトルを“○月”にする
  →書き終わった月のデータは、1年ごとにフォルダを作って保管。
   (同時に、休みだった日のページを削除)

<保管方法>
・パソコンのデータは消える事を前提なので、1週間ごとに印刷。
・1週間ごとに、インデックスシールを貼って日付が分かるように。
 (インデックスを自宅でゴロゴロしている時に書くだけなら、情報は漏れないので大丈夫)
・正規の資料ではないので、その生徒の卒業時に破棄。
 (と言っても、自分は在職2年だったので引き継ぎましたが)



自分が作った日記は、おおよそこのような物でした。
日記を作って助かったと思ったのは、生徒の様子にマイナスの違和感を感じた時と、保護者懇談のネタ探しの時です。


前者は必要ない方が良いのですが、毎日入力すると 普段は小さくて気に留めなかったサインも気が付くようになりました。
後者は、特に“担任(=自分自身)をあまり信用していない保護者”との面談に役に立ちました。
(自分が若い事もあって、ほぼ全ての保護者に対してですが)


もちろん、日記を書くことが全ての先生にとって有益ではありません。
どうしても、日記に書く際は生徒の悪い部分ばかり思い出してしまう事も多いです。


自分は、自分のクラスの生徒全員の様子を把握し切れなかったので書き始めました。
先ほどの助かった点は、あくまでその副産物です。


大した事は書けませんでしたが、それなのに超がつく程の長文になってしまいましたが、
ご質問いただいた新任の先生(と思われる方)のお力の一部になれたら幸いです。


頑張ってくださいね!



あとがき
なんだか、終始 日記っぽくなかったですね。
いずれ、HPに移そうと思います。